- February 14, 2007
- Category: グッドマンの書斎
2007.2.14日誌の元ネタ
マークトウェイン「不思議な少年」より。
オーストリアの片田舎に住む少年たちの前にある日、現れた不思議な力を持った美少年。彼は自分は天使なのだといった。そして自分の名前は「サタン」だと名乗った・・・。
トウェインは「トムソーヤの冒険」「ハックフィンの冒険」で有名ですね。明るく楽天主義な作家だといわれてますが、その作品はやばいです。全編を厭世観、人間不信、諦念が覆いかぶさってます・・・読みようによっては確実に毒になる種類の作品。(妖しい魅力のある作品。けれども子供には絶対に読ませたくない。そんな評価もあるくらい。邪悪さ・悪意は言い過ぎかもしれないですが・・・意地の悪いユーモアがちりばめられてます)
明るくてクヨクヨ物事に悩まないと周囲から思われている人が実はものすごく繊細・デリケートでそうした周囲とのギャップや、人に必要以上に明るく振舞ったり、気を使ったりして内面ですごい苦しみをしている、というのはよくある話なんですがトウェインはまさにこのタイプだったみたいです。
マア、日誌に書いた部分はむしろ希望でしょうね。死後の世界なんてない。神もいないし、どんなに親しい友人、愛する人であっても結局、自分のことは自分にしかわからない・・・という後ろ向きな肯定のように私は感じます。
MODの、滅び行く荒廃した人間。地下に逃げ延びた閉塞感。そういう世界観にマッチするかなぁと思って書きました。