- Category: 日々の探索
冬の一日
ニューイヤーらしいけど、地下迷宮じゃ太陽も昇らなければ雪も降らない。
ただ、入国管理局が新年の挨拶を行っていたので年は明けたんだろう、たぶん。
骨まで凍るように寒い。
コーヒーを淹れて角砂糖を1つ・・・
奈落の底まで、カップのどん底まで落ちてゆく砂糖の塊を眺める。
底に辿りついた砂糖は、バラバラと崩れる。
一口で半分ほど飲み干す。
熱くて吹きそうになる。が、うまい。
斬った張ったを専門にやるようになったがやってることは商売やってた時と大して変わりない。
狙って、討つだけだ。
襲撃を受ける事もあるが身包みはがれるまで殺され続ける事は無いみたいだ。
以前は結構そうした話は良くあったもんだが・・・まあいいべ。
人相書き(ID)確認してもらえばわかると思うが大して人を殺さずにすんでるし、殺されもせずにすんでる。信心深いと良い事あるもんだな。
伸びをひとつしてみて体がこわばっている事に気がつく。
だから、寒い所は嫌いなんだ。
舌打ちひとつして、荷物をまとめる。
今日はもうひとつ深い階層に行ってみようかな?
煙草もまだ、結構残っているし。
- January 5, 2007
- Category: MOD紳士・淑女録
[9999]サラ 《入国管理局》
ID 9999 サラ 出身 王都 職業 入国管理局員 通り名 サラ様 サラッち サラさん ネ申
管理人友の会・リーダー。
最近始めたプレイヤーはご存じないかもしれないけど、サラ様は『女王(国王)』ではない。
国王は別に存在しており、サラ様はその勅命を執行する役職。政治的立場で言うと宰相、もしくは最高権力を持った大臣といったところか?
世界観的にはそういうことになっている。
非常に聡明で冷静な方。仕事も速い。
大昔、オープンチャットで大騒ぎをしてたらサラ様が現れて『そういった不適切な発言は控えていただくようにお願いします』と冷静に怒られた事がある。・・・・メチャクチャ怖かった。
絶対的な中立者で殺戮者や乱暴者にも分け隔てがない。非常に固い人と思われがちだが冗談を好み、お茶目な性格。
アイテムのネーミングセンスやコメント・説明文に関しても気が利いているし、システムに関しても徹底してリアリズムにこだわっている。
MODが他のSOSとは一味違う魅力で多くの人をひき付け、8年も続いているのはこうしたこだわりと確たる世界観を維持しているせいだと思われる。
俺はサラ様に昔からしたい質問が一個だけある。
いろんな武具があるMODになぜか槍だけが一切無いのは地下世界のような閉鎖空間で長物を振り回すわけにはいかないからですよね?!当たってたら小切手ください~。
- January 7, 2007
- Category: 日々の探索
歩く死者
フロアを移動中に行き倒れを見つけた。
近づいてから気がついた。
行き倒れではない、瀕死の若者だった。
階層移動中にモンスターに不意をつかれたのか、敵対者に攻撃を受けたのか・・・・ともかく誰が見ても致命傷だと一目でわかる。わき腹にでっかいトンネルができていたから。
『おーい、聞こえるか?お前はもうすぐ死ぬ。もって、後10分って所だ。何かやって欲しい事があるか?』
こっちの言葉は認識できたようでかすかに眼を開ける。まだ子供だといってもいい。
『すまんが煙草はさっき最後の一本を吸ってしまったし、俺は下戸なんで酒は持ち歩いてない。司祭様は2~3F上のフロアだし、神様はたぶん雲の上だ。手紙を書いてもいいけど、到着するより早く、お前は神様の前に突っ立ってる事になると思うよ』
少年は少し笑ってみせると『コーヒーが飲みたい』と言った。
・・・馬鹿げてる。本当にこいつはまだ子供なんだな。コーヒーなんてすぐに用意できるもんじゃない。そもそも、こんなところで火を起したらいい的だ。モンスターだって敵だってまだ近くにいるかもしれんのだ。それに飲んだってそのどてっ腹にあいたトンネルから全部こぼれてしまうだろう。
『何とかしてやりたいが、コーヒーは無理だな。もう、時間もない。なんか言い残す事はあるかね?』
少年の目に失望の色が浮かぶ。と、見る間にその目から涙があふれてきた。
『・・・・死にたくない』
死が怖いから泣くと言うよりも、望みが何一つきかれなかったので泣くと言うよりも、ただ哀しくて泣く、そんな泣き方だった。
『馬鹿が。死ぬ時はかっこよく死ねよ。お前は好き好んでこんな所にやってきて、好き好んで殺しあって、好き好んで死んでいくんだろう?泣くんじゃないよ』
だが、聞こえてなかった。もう死んでいたから。
この地下世界は特殊な封印のためか、死を迎えても迷宮内なら魂がとどまる事ができる。生と死の境界があいまいなのだ。逆を言えば俺たちは全員『歩く死者』と言ってもいい。
あいつに、生きようという意志があれば、また肉体を得る事ができるだろう。
そして、50回も死ぬ頃には犬っころみたいな泣き言は言わなくなるだろう。
・・・それにしてもこの迷宮を作った奴はどういうつもりでこんな仕掛けをしたんだろう?
そんなにまでして死を避けたかったのか?あるいは・・・誰も死なせたくなかったのか?
気味が悪いが俺だって数え切れないくらい死んでいる。それを考えれば難しい事を考えずにそいつに感謝すべきなんだろうな。そうすりゃ、世はこともなしってわけだ。
- January 15, 2007
- Category: ポエム・日誌の書庫
Neptune様をたたえる唄(数年前に載せたもの)
美しきは夜明け
汝の炎光を我が飢えた魂に満たしたまえ
長い間 このさまよい人は旅の途上
くさ原の間を 星々の間を ひとり・・・
漆黒の地下の闇の中 帰るべき場所は無い
祈り続けてきたその日こそは汝・・・
日出ずる大海の女神よ
全ての河が七つの海に流れ続けるように
変わらないのはこの愛・・・・
日出ずる大海の女神よ!
この世の終焉の時まで
続くべきはこの愛・・・
汝が胸に我を抱き給え
大海の鼓動をこの耳に
そして我が魂を癒し給え
神々よ 我らは光の申し子
ただ静かなる言葉で眠らされし者・・・
- Category: グッドマンの書斎
Neptune様をたたえる唄のネタ
ZENO 「Goddess Of Sunrise」(日の出の女神)より。
数年前に載せた奴なんですが下書きファイルが残ってたので転載。
俺は載せる直前まで推敲を繰り返すので実際に載った奴と若干違うかもしれない。
ネプチューン嬢に恥ずかしいのでやめてくれと言われた記憶がある。当時、俺はチャットでクッサイセリフを言ったり、この日誌みたいなワザトラシイ日誌ばかり載せてた気がする。いわゆる、才気活発、生意気盛りと言うやつですね(ちょっと違う気もするけど)
俺はリアルでも冗談でこの類のセリフを臆面も無く言ってしまうタイプです。
たいがい「キモイ」「痛い」「ばっかじゃねーの?」とか返ってきますが、ごくたまに赤くなる子がいて困る。笑うところだろ?言ったこっちが恥ずかしくなるじゃん。でも、イイネ。カワイイネ。(オッサン・・・)
まあ、ドン引きされることもあるので相手を見て使うネタではありますネ。
- January 16, 2007
- Category: 日々の探索
C-3PO
『よし!いくぞ、セバスチャン!!ついて来い!』
『しかしそれにしても・・・誇り高きグッドマン家の若旦那ともあろうお方が盗賊に身をやつすなど!』
『職業に貴賎は無いさ。・・・まあ、確かに御法にゃ触れるがね。っと、思ったよりこいつ、できるな』
『大旦那様の耳に入ったら何とお嘆きになることか。私めもお叱りを受けるだけではすみませんでしょう!・・・おや、返り血でお召し物が・・・』
『ん?ああ、首を刈るとどうしてもな。オヤジ怒ってるかな、そいつはこえーな。・・・すまん、一匹討ちもらした』
『想定範囲内です。失敬、刃こぼれすると修理が大変なんで腹をえぐらせて頂きました。・・・・カンカンでしょうね!でも、安心なさってください。私も一緒に謝って差し上げます。』
『はは、君にかかっちゃ子供扱いだ。それ、追い込んだ!ションベンすませたか?お祈りは?迷宮の片隅でガタガタ震えながら命乞いする心の準備はOK?』
『詠唱完了です。デッドエンドでチェックメイトってやつですね。いつでも発動できますよ』
『了解だ。っ痛?!・・・構うな、とりあえず憎悪を込めて殺しとけ』
『かしこまりました。・・・・・・・・ホラ、御覧なさい!気の利いたセリフなんていう必要ないんですよ。』
『返す言葉も無いな。毒針か・・・ちくしょう、近くに治療できる奴はいたっけな?』
『・・・さっきの法王様、法王で葬儀屋って縁起でもない・・・』
『腕は確かだよ。ルカ、いわく。不誠実な金を積んででも友人は作るべし。だよ。同感だね』
『お言葉ですが使い方が間違っております』
『どっちでもいいよ。さて、べらぼうに腹が減ったね』
『食事の前に武具を直しておかないと』
『kei君にやってもらうか。しかしあのツラでよく店が開けたモンだ。どう見たって落ち武者ってツラだ』
『腕は確かで御座います。ルカ、いわく。不誠実な金を積んででも友人は作るべし。ですよ』
『使い方間違ってんなぁ・・・』
- January 20, 2007
- Category: 思ったこと
開放公園
昔のMoDは殺伐としていたとたびたび言ってきましたが、殺伐はしていたけどみんな仲良しだったか?と言われれば、当然、仲良くないですw
どうあっても遺恨として残る事ってままあります。
考えてみれば当たり前ですね。
大好きで大好きでたまらない人からある日突然、『別れよう。今まであった良い事も悪い事も全部忘れて友達になってくれ』と言われても、すぐに忘れたり納得できる人っていないですよね?(笑)
怒りであれ、喜びであれ、哀しみ、恋愛感情であってもこちらが割り切っても相手も同じように割り切ってくれるとは限らない。ましてや人間、受けた苦痛は滅多に忘れないようにできている。
ただ、以前のプレイヤー達は極力、それらを自己解決してました。
どうしようもなくこじれても仲裁をかってでる人が現れる事とか結構あったように思います。
私はMoDは『無造作に遊び道具が置かれた開放公園』のような空間だと思ってます。
サラさんは場所と道具を用意しただけ。それをどういう風に使ってどういう風に遊ぶかは、訪れた人の自由と言うわけです。
映画館であれば椅子に座っているだけで、楽しむ事ができ、よっぽどのことがない限り喧嘩やいがみ合いガ起きる事はありません。よくできたテーマパークであれば案内人の指示に従って見学していれば楽しめます。
MoDはそうした娯楽とはちょっと違います。もっと原始的で不便です。
そもそも無造作に遊び道具が放ってあるだけですからどうやって遊ぶか考えなくてはいけません。
その代わり、遊び方は無限です。
ボールでバレーをやっても良いしサッカーをやってもいい。
サッカーやってるグループに、木切れを見つけたからでっかいボールで野球をやってみようと誘ってもいい。なんだ、お前は女の子みたいな遊びやってるなとケチをつけても良いしそこから喧嘩になっても良いとさえ思う。
いきなり、新入りが現れてどうにかこうにかみんなで考えたルールで遊んでいたのにそのルールを次々無視する。その人にルールを教えて友達になっても良いし、どうしても我慢できないなら無視したってそれは全然構わない。
ただ、私が思うのは遺恨が残ったって構わないけどこの素敵な開放公園で遊べなくなるような事態になって欲しくないってことだけです。
それを考えればおのずとルールやマナー・モラルが見えてくる。
何を言いたいのかわかんなくなってきたけどこんな感じ^^;;
私は性悪説だからかもしれないけど遺恨がないほうがむしろ不自然と思う。
ドンドンやれ!ただ、遊びの邪魔はするな。遺恨を楽しめ。憎む敵を楽しめ。
仮想なんだからどんなに憎んでも死ぬ事はないからドンドンやれば良いと思う。
礼儀とかマナーとかクソでも食ってれば良いと思う。
見ているほうはとても楽しいしw
- January 24, 2007
- Category: 日々の探索
バカには見えない鎧。
手紙が来ていた。差出人はKei君だ。なんだろう?
keiからの手紙:「こんばんわ。今お世話になった人&ゆかりの深い人に鍛冶鎧を配っているんですけども、グッドメンのご希望銘は?」
『おぉ~、セバスチャン!kei君が俺だけのために鎧をオーダーしてくれるってよ(違う)スゲー楽しみ!軽くテンション上がるわ!』
『おう、それは素晴らしいですね!keiと言えばいまや売れっ子の名工です!!ちょっと私めもお手紙を拝見させていただいてよろしいですか?・・・・・ふむふむ。これは気前の良い話だ!kei様は旦那様のご希望の銘を入れてくれるようですが・・・何と返信しておきましょう?』
・・・・ふむ。鍛冶屋など職人連中は国から鍛冶製品に名前を与える権利が許されている。『名前を与える』という行為は言って見れば『命を吹き込む』行為だ。昔書物で読んだ事がある、遠い東洋の国の『言霊』って考え方に似ている、この国では重視されている習慣だ。
実際、名前を与える事でただの鉄の塊の武具が不思議な性質をおびる事がよく報告されている。
『・・・そうだな。』
『ああ、グッドメ~ン。待ってましたよ!キッチリ仕上げておきました。
■品名:バカには見えない鎧 ■作:kei ■攻撃(増加)値/防御値: 19/48 ■鍛冶鎧
これを特別に最低販売価格でお譲りいたします!』
『ああ、素晴らしい!何と惚れ惚れする仕上がりでしょう!しかも、これをこの価格だなんて!!何と気前がよい!ねえ、旦那様?』
『セバスチャン、まったくだよ。kei君ありがとう!最高にうれしいよ。で、その鎧はどこだ?』
『え?そこにあるけど・・・持ってって有効に使ってくださいよ~』
『旦那様!これ、見てください。豪華な呪紋が施してある・・・美術的にも一級ですよ!私は武具は素人ですがこんな美しい鎧は見たことがない!』
『あ、うん!まったく・・・うん、美しいよ。え、・・?ちょ・・・ここにあるんだよね?』
『???。さわって御覧なさいよ、旦那様』
『(やべぇ~見えないよ)あ、いや・・・うん!今は良いよ。まだ装備できないし。すまないが家に届けておいてくれないかな?』
『わかりました~また武具の修繕とかあったらよろしくお願いしますよ』
『・・・セバスチャン、例の鎧、しばらく使う予定がないからしまっておいてくれ』
『え~!使わないにしても眺めるだけでも惚れ惚れしますよ?』
『あ・・・うん!俺もそう思うけど・・・・ホラアレでしょ?盗まれたらいけないし奥のほうに入れといてよ』